洞窟のおもちゃ箱

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英語のTOEIC試験受験時に、最小限の手間で、スコアアップに意外に役立つ7つの裏技

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 目標としていた860点を達成してからしばらく受けていませんが、以前、TOEIC用の勉強をしていたときがあります。TOEICでハイスコアを上げるには試験の特性を踏まえて公式問題集を中心にコツコツ学習を積み重ねる必要があります。

 しかし、TOEICの学習法はすでにいろいろ紹介されているサイトがあったり本も出ているので、ここではそのようなものではなく、少々セコイですが、私自身が試してみて比較的即効性があった対策についてまとめておこうと思います。

セコ技1. TOEIC試験に、ドーピング検査は無い

 試験会場で持ち物はチェックされますが、ドーピング検査は行われません。ドーピング違反もありません。なので、スタミナや集中力に不安がある人は、素直に栄養ドリンクを飲みましょう。

 特に、ある程度の年齢になると2時間の試験中に集中力が落ちてきたり鈍ったりしてスコアにも響いてきますので、飲んだ方がいいです。レッドブルでもリポビタンDでもユンケルでも、自分に合った効果の高いのを買って飲みましょう。TOEICは実際の試験開始まで時間があるので、会場に入る少し前に飲めばよいでしょう。また、脳は糖分を大量に必要とするので、直前のチョコレートも効果があります。

セコ技2. 弘法でない人は筆を選ぼう

 マークシート専用ペンというのがあります。少ないストロークで簡単に塗れます。うまくすると、マーキングの時間の短縮によって全体で2問分くらい稼げます。

 替え芯などとセットで買ったり予備にもう一本準備したとしても大した値段のものではないので、利用されることをお勧めします。専用鉛筆セットでもいいと思います。

 

セコ技3. とんがり消しゴムはマークシートの友

 TOEIC試験は短時間で大量の問題を次々解いていかなければならないので、消しゴムは使わないようにできればベストです。特に次々と音声が流れてくるリスニングでは止めた方がいいです。聞き逃したらもうそれは忘れて、迷わずどれかをパッと塗りつぶしてすぐに次へ行きましょう。

 ただ、とはいっても、実際はどうしても消しゴムが必要なことはあります。時間のロスを最小限にしながらきれいに消せるように、消しゴムは先端をとがらせて、かつ、汚れがないようにしておきましょう。

セコ技4. 迷ったときのために、どれをマークするか決めておく

 セコ技の極致のようですが、短い時間で大量の問題を解かなければならないTOEICにおいて、時間を消費する迷いは避けなければなりません。確からしさに自信がある場合はそちらを選べばいいのですが、そうでないケースもあります。

 そのような状況において一番良い方法は、今日は「A」あるいは「B」「C」というように、迷ったときにマークする対象の「デフォルト値」をあらかじめ決めておくことです。そうすることで、迷ったときの決断が早くなり、他の問題に時間を回せます。

 とにかく塗っておけば当たる可能性はあるわけですから、わからなければ最小限の時間消費でさっさとマーキングして次の問題に取り掛かりましょう。

セコ技5. 前日練習と直前練習はプロスポーツの直前練習やウォーミングアップ

 もしそれまでの勉強が足りなかったとしても、やり慣れた問題集を使って必ず前日練習をしましょう。F1レースのテスト走行のようなもので、少しでも走っておくと違うものです。

 また、当日の朝も、最低でもリスニングはやりましょう。これも、当日に試合を控えたプロスポーツ選手が事前にウォーミングアップをするようなものだと思ってください。

 

セコ技6. 本番会場はアウェイ。会場の残響の落とし穴にはまらない

 普段の学習はイヤフォンを使っている方も多いと思います。しかし、TOEICの会場は学校の大き目の教室である場合もあって、意外に残響があります。私もかつて、これでしくじったことがあります。

 TOEIC IP試験などで普段通っている場所で試験ができるというような場合を除いて、基本的に本番の会場は普段なじみのない場所であり、受験者にとって本番の試験は「アウェイゲーム」なのです。

 なので、少なくとも試験を控えた前日や当日には、きれいな音ではない、ある程度音が響く場所で、イヤフォンを使わずに耳慣らししておくことを勧めます。

セコ技7. 設問文先読みを素早く行えるようにする方法

 TOEICを受験する上で常識中の常識ですが、問題文は必ず先読みすることです。ただ、あまりスコアが上がらないうちは、これが苦しい。では、どうすればいいのでしょうか?実は、問題文の先読みを円滑に行えるようにするためのコツがあります。

 それは、公式問題集において、代表的な設問文を覚えてしまうことです。というのは、会話や長文自体についてはすべて違うので覚えてもどこまで即効性があるかは難しいのですが、設問文についてはある程度共通性が高いし、ひとつひとつは短いので、これを覚えて頭の中でパターン化して網を広げておくと、実際のテストにおいても先読みの速度のアップにいくらか役立ちます。例えば、以下のようなものです。

  • What does the woman say she will do?
  • Where most likely does the conversation take place?
  • What does the man ask about? 
  • How can listners receive a discount?
  • What type of product is being made?
  • According to the man, what is the problem?

  また、こういったよくある問題文を覚えてしまうことで、TOEICではどういうことが問われるのかもある程度は慣れてくるようになります。

 

 TOEICからは離れますが、実際に外国人と話をするときも、疑問文がすらすら口をついて出てくるようになると便利です。質問をすることで相手から必要な情報を的確に引き出すことができますし、外国人にはおしゃべりな人が多いので、質問する側に回ることでこちらが喋る負担を減らせます。

 実際、私は仕事でも英語を使いますが、自分が質問する側に回ると会話が楽ですし、次々質問することで会話が途切れずに続きますし、聞きたいことを主体的に得られて有意義です。円滑な英会話のコツは質問力にあると思っているくらいです。

 つまり、これは裏技であると同時に、結構実用性も高いテクニックです。

最後に

 ここで紹介した7つの技は、実際に私が取り入れていたものです。もちろん、さすがにこれだけでハイスコアは難しいです。また、TOEIC試験は独自の方式で行われるものなので、その対策はとにかく公式問題集が基本になります。ですので、勉強としては、まずは公式問題集を中心におき、自分に合った対策本を選んでコツコツ取り組むことをお勧めします。

 しかし、TOEICはスコアの勝負ですから、きちんと勉強を重ねて実力が上がった場合でも、少しでも点が高いことに越したことはありません。それに、現実問題として、あまり勉強できなかったけど少しでもいい点を取りたいという方も少なくないと思います。

 その点で、ここで紹介した技は、比較的簡単で少ない時間とコストで対応できるものばかりです。ぜひ、試してみて役立てていただければと思います。

 尚、かつて効果の高いセコ技に、リスニング試験のアナウンス中にリーディング問題を解く、というものがかつてはありました。しかし、現在はこれは禁止になっています。

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